国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」の第1章第1項「原状回復にかかるトラブルの未然防止」には、
”賃貸契約の「出口」すなわち退去時の問題と捉えられがちである原状回復の問題を、「入口」すなわち入居時の問題として捉えること” と書かれています。
簡単に言いますと、
1)物件の隅々までしっかり確認しましょう!
入居の際に、退去時の「原状回復費用の精算」のことまで想定しておくことが必要。
一般的に居住用の賃貸契約は、一度借りたら長期に渡ることが多く、貸主・借主の当事者間の記憶だけではあいまいとなり、損耗などの箇所やその発生時期などトラブルになりやすい実状があります。
2)契約時に契約内容・契約条件をしっかり確認しましょう!
お部屋を借りる際に、契約書内容(特に特約事項)や重要事項説明書の内容をしっかり確認しましょう。
貸主側には説明する義務がありますので、細かいところまで聞き、わからないところは質問するようにしましょう。
この2点を徹底すればトラブルは減少するということです。
当たり前といえば当たり前ですが、一般の消費者には知識や経験が不足していて判断できません。
すでに入居済みで当初のことはわからないという方は、退去時の状況だけでもしっかり把握し各部位の写真撮影を忘れずに行ないましょう!
そこで、このガイドラインには「原状回復確認リスト」なるものが付属されています。
ぜひ、使ってみてください。